血統分析【東サラ24年産】part3@ぽんず

 気が早い!!と言われそうですが東サラ24年産で募集が来るであろう産駒達を種牡馬別に勉強を兼ねて血統分析していきたいと思います。主に性別成績(新馬・未勝利)・活躍馬の血統から東サラ産を見て行こうかと思っていますが血統は初心者のため間違えや先入観が入ってしまいますのであくまでこういう見方もあるか?程度にさらっと見ていただけると嬉しいです。
 個人的評価は S A B C で付けてみます。
今回はpart3コントレイル・キズナ・モーリス産駒をやっていきます。
part1 https://syo-umalog.com/tokyo-tc2024-part1/
part2 https://syo-umalog.com/tokyo-tc2024-part2/

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 ノーザンダンサー系 
欧州的なスタミナとパワーが目立つ系統、偏った適正はなく芝・ダート問わず幅広く活躍。ただ日本では父系としては発展せず、主とするよりは父方を補う形がメイン。引き締め要素
小系統 サドラーズウェルズ(芝中長)・ストームキャット(芝ダ中)・デピュティミニスター(ダ短中)・ダンジグ(早短)

 ターントゥ系
日本で大きく繁栄した日本の芝に高い適正を持つ系統でスピードと瞬発力、サンデーサイレンスと言えば話が早いでしょう。主となる系統だが近年は飽和状態で牝系も血統が偏りつつある。
小系統 サンデーサイレンス系(芝中長)※更に細分化可能・ロベルト系(芝中)

 ミスタープロスペクター系
日本では2番目に浸透、米国で繁栄しパワー要素のダート寄り血統ではあるが日本には芝適正の高い系統が輸入されている。主にキンカメを思い浮かべれば。引き締め要素
小系統 キングマンボ系(芝中)※キンカメからロードカナロアやサートゥルナーリア・シーキングザゴールド系(芝ダ短中)※マクフィ

 ナスルーラ系
米国血統、スピードの持続力に優れマイル以下に高い適正を見せる。過去日本に多数導入も失敗してきた過去もあり、繁栄はせず。柔らか要素
小系統 シアトルスルー系(米ダ)

主な戦績 勝ち鞍 牡馬3冠・ジャパンカップ 2着 ジャパンカップ・天皇賞秋

種付け料
23年産 1200万 24年産 1200万 25年産 1500万

 実際のやわらかさとは異なり北米色がかなり強い血統に映ります。まだ産駒がデビューしていないことで傾向がつかめないこともあり、全体的に柔らかめに出るのか?血統表そのまま硬く出てしまうのか?判断難しい印象です。
 東サラ23年産駒達を見ていると割と固めかなと現状は感じます。※ほぼ米国母ですけども
年末までは調教進度が思ったほど進まないなと見ていましたが年明けからは急にペースが上がってきている印象も受け、母父アンブライドルズソングの早熟性も働きかけていそうです。

 個人的には自身のスピード・瞬発力を活かしつつ、不得意であった持続力や小回り戦の要素を補える形を取れればと感じます。
 ディープ×ストームキャットのニックス持ちの種牡馬で見ていくとキズナ・リアルスティールとディープ比較でダート色が強まった印象、北米で組むとダート側に振れるのではないかと思っています。距離は中距離以下かな?
 サンデークロスを組む中で北米系ならダート側へ欧州系なら芝側へ振れやすいのかな?と現状思います。ただ牝馬なら柔らかくなりやすいので北米でも芝でやれるのではと感じます。

 東サラ人気の繁殖で近年だと兄弟にレッドキングリーがいますが父ディープで結果を出しているのは好印象です。兄も同配合で順調でしたが骨折で残念ながら…兄の分も期待してしまいますね。
 コントレイル1代遠くなりますがディープ肌で結果を出していることもあり芝のマイル中距離辺りで活躍できそう、気性が激しい兄弟でもあるのでアウトブリードもいい方に作用しそうです。より仕上がりが早く対応距離は短く出そうな気がしています。
価格予想 兄が14万、牝馬でもあるので11~12万かな?

血統評価 B

 母はアルゼンチンの重賞馬、兄弟にはOP馬レッドランメルト・3勝馬オクタヴィアヌスとディープとキンカメ系と異なる父で結果を出せているのは母として評価できそうです。ただ兄弟が体質的にあまり強くなく2/4未デビューは気になるところ
 23年産姉も同配合と進捗を見ながら比較検討しやすいのはありがたいですね。血統としては判断が難しい印象で適正が見えてこない(主の知識不足)中距離感は感じますが舞台としては直線長めの大箱コースかな?
流行りの毛色診断的に兄弟唯一の青鹿毛なのは注目したい。
価格予想 12~13万

血統評価 B+ 注目

主な戦績 日本優駿・大阪杯
種付け料
23年産 1200万 24年産 1200万  25年産 1200万

 直線の長い舞台以外にも内回りや重い馬場もこなすなど異なる舞台にも対応可能と幅広い活躍を見せています。ただディープ×ストームキャットに共通する3歳時に中距離戦で活躍すると古馬で中距離で活躍しにくいという傾向、成長につれ筋肉質で硬くなってくるのが一つの要因でもあるでしょう。

ジャスティンミラノ 皐月賞馬
無念の引退もペース対応・舞台不問に圧倒的な切れ味
母方には北米にオーストラリアが入った血統で母父Exceed And Excelは切れ特化型、キズナの土台に北米スピードを取り入れ、舞台不問とクラシック後の活躍が見てみたかったですが種牡馬としてどのような産駒が出てくるか注目していきたいです。

ソングライン 安田記念2勝 ヴィクトリアマイル
マイル王、東京マイルで無類の強さ
母方はソンニク牝系とダートで活躍が目立ち、母も母母もダート短距離。

簡単なまとめにはなりますが
父キズナで土台がしっかりしているので母方で北米的なスピードを補う形が無難なのでは?と感じます。芝ダート問わず活躍と一口向きではありますが高齢に差し掛かり晩年に傾向が変わっていくのかにも注目していきたいですね。

 初仔は募集あり4戦未勝利引退、2番子は25年2月小倉ダで勝ち上がり
母チルノは未勝利も芝短距離で2.3着と母方でスピードを補う形は出来そうです。ただ欧州的スピード要素ではあるのでそこは割引、適正は短距離マイルダートかな?
募集がくるかは分かりませんが価格予想 5万~6万

血統評価 C

 個人的に注目の繁殖牝馬
これは良いと思います。ダートで活躍したミラクルレジェンドからの牝系でスピードの下地を母父から米国的な要素をキンカメから補填と良いバランスなのでは?と感じました。
キズナ牝馬でダート感もありますが姉エピックは素軽い走りでいい意味で重さがなく、芝でもといった雰囲気で姉の動向や歩様動画が楽しみです。
価格予想 8万

血統評価 B+ 牝馬で割引も芝がいけそうなら A

主な戦績 
種付け料
23年産 500万 24年産 1000万  25年産 2000万

牡馬着別度数勝率
2歳24- 15- 20- 93/15215.80%
3歳32- 16- 19-157/22414.30%
牝馬着別度数勝率
2歳19- 31- 13-101/16411.60%
3歳32- 20- 29-225/30610.50%



簡単なまとめにはなりますが

 

血統評価 B

 

血統評価 A

 

血統評価 A

 初めての試みで種牡馬別に血統分析ということで24年産東サラ募集予定馬見ていきましたがいかがでしたでしょうか?今回はエピとキタサン産駒でしたが次回はサートゥルナーリアとレイデオロをやれたらなと思っています。産駒データが少ない種牡馬は傾向掴みにくいですが現時点での活躍馬から見ていこうと思います。
 馬体や動きも重要ではありますが抽象的で細かな区別が付きにくく成長に応じて変わってきます。血統のみでも決められないですが適正や傾向はデータとして可視化しやすいのが血統の良い所だと思います。一口馬主として一緒に勉強していければいいですね。

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