前回の記事やニュースで
セレクトセール2025ブリックスアンドモルタル産駒不人気!!
とあげていたことと私自身東サラにてブリモル産駒に出資したこともあり、成績・傾向などを個人的に深掘りして行こう!!そんな感じで記事にしてみました(笑)出資前に書けよと言われそうですが…皆さんの馬券や一口検討にご活用出来たら幸いです。
※成績はJRA-VAN参考 2023.06~2025.07.13
ブリックスアンドモルタルについて
戦績
ブリックスアンドモルタルはアメリカで活躍した競走馬
芝の中距離で活躍したストームキャット系の種牡馬
デビューから4連勝も3歳時に跛行が深刻化し手術、1年2ヵ月の長期休養から復帰後は引退まで7連勝、現役時より社台入りが決まっていたようです。
G1勝ち鞍
G1 ペガサスワールドカップターフ(芝8.5F)
G1 ターフクラシックステークス(芝9F)
G1 マンハッタンステークス(芝10F)
G1 アーリントンミリオンステークス(芝10F)
G1 ブリーダーズカップ・ターフ(芝12F)
種付け料
2019年から社台スタリオンステーションに繋養
種付け料600万、初年度の種付け頭数は178頭
2021年 600万 180頭
2022年 600万 127頭
2023年 600万 163頭
2024年 600万 105頭
2025年 400万 ?? 種付け料減少
父同様芝の中距離王道路線での期待感もあり初年度と2年目は多く頭数を集め、3年目は他の種牡馬同様に減らしたが初年度産駒からゴンバデカーブースがサウジアラビアRC勝利と日本芝のマイルにも適応を見せ、翌年には頭数増加
ただ、アンモシエラが出たもののその後思ったほど活躍馬が出ず複数勝利馬も少なく頭数減らし25年度は種付け料も200万の減少
主な活躍馬
アンモシエラ
牝馬 母父ゴールドアリュール 広尾レース 桑田牧場
戦績 JBCレディスクラシック 1着 他JPN1入着
イーグルノワール
牡馬 母父シンボリクリスエス 社台レースホース 社台
戦績 兵庫ジュニアグランプリ1着 全日本2歳優駿2着
ラスカンブレス
牡馬 母父マンハッタンカフェ 吉田勝己 ノーザン
戦績 六社S 小倉記念4着
ゴンバデカーブース
牡馬 母父ディープインパクト G1レーシング 社台
戦績 サウジアラビアRC1着 NHKマイル4着
血統

血統にはそこまで詳しくありませんので個人的に気になったポイントを少し
・母方フランス芝中長距離実績 も米ルーツで米スタミナ、スピード志向
ストームキャットと言えば早熟気味で短距離質のスピードタイプが多い印象ですがブリモル自身は怪我もありましたが晩成気味で芝中距離路線
ストームキャット系としては異質で母がより出ているのかなともとれますが基本的には従来の米国質、ただ距離は似た種牡馬より長めに出てくるか
・ストームバードの3×3 きついクロス
激しい気性が出やすく体質的な弱さが出る可能性
現状気性はきつめ、筋肉質は良く見えるが全体的に馬体重が小さい印象で
競走馬全体では牡馬は平均481㎏ 牝馬は平均が454㎏
ブリモルは馬体重別成績を見ると牡馬牝馬ともに全体平均を下回っていそうです

産駒傾向
馬場・脚質・枠 別成績

馬場等
ストームキャット系で異端のブリモルもやはりダートもまずまずこなせているようです。
ただ芝よりは勝率が低く馬体重も関わっている可能性はありそうですね。
脚質・上がり
逃げ先行で活躍、上がり上位が目立つも脚質成績からは末脚特化というイメージではないでしょう
やはり米国的なトップスピードの維持、持続的なスピード力に長けた産駒が多い印象です。
枠番
傾向として揉まれ弱さを指摘されていて枠成績みるに内よりは外枠優勢と言われている通りではありそうです。
クラス・場所・距離 別成績

クラス別
新馬戦に弱そうで初戦向きとはいかなそうです
場所別
大きな偏りはないが福島・函館は不得意気味、右回りや坂無しなどが要因か?
回りでは左回りが優勢
距離別
予想では中長距離で期待も1600~2000mがメインになってきそうです
1番の問題??

↑はJBILサイトのQ&Aにて計算方法が載っていますがざっくり説明しますと
AEI
種牡馬の成績を賞金額の比で表した指標、平均を1とし高いほど良い
CPI
繁殖牝馬の質を表した指標、AEIとの比較でみるとよい
ブリックスアンドモルタルは!?


まだ3世代目ではありますがAEIが1.29、CPIが2.35
AEIは1以上と全体の種牡馬平均を超える活躍を見せているのは良いことではありますがCPIと見比べて考えてみると期待に添わないですね。血統相性も考慮されて種付けされていますがこれだけ良い繁殖牝馬が揃えられていて1.29は物足りない印象、こつこつ稼ぐも大物が出ていなく重賞馬が少ない現状、近年ではCPI2以上ですとレイデオロが該当しますがこちらも奮っておらずプロが苦戦となかなか配合は難しいですね…
現状の課題??
個人的に気になる材料
・AEIは基準↑もCPIに比べれば物足りなすぎ、重賞勝ち小なく
・馬体重に乏しくダート馬となると厳しくなる
・揉まれ弱く末脚があるタイプではなく先行抜け出し型とアンマッチ感
・スピード(切れ味)
狙いたい配合
欠点を補う配合を探したい…ただ揉まれ弱いのと気性はどうしようもないので馬格やスピードを補うをメインに考えていきます。
賞金上位の母父を見ていくと
ゴールドアリュール・シンボリクリスエス・マンハッタンカフェと馬体や体質強化されやすい母父の組み合わせが多く占め、上位組は500㎏近辺とやはり大きく出る組み合わせを狙う方がブリモルでは比較的いいのではないかと思います。ただどの産駒も母父の組み合わせ的にもパワー型が多くダートでの活躍やタフな中長距離戦で目立ちますね。
様々な血が入る中でどれを強調させるか…一番はストロングポイントの持続的なスピード要素を活かしていくのが一番ではないかと思います。
・分かりやすい例とするとSeattle Slew Roberto のクロス、重賞馬にはロベルトクロスがあるのは一つのニックスと言えるでしょう※そもそもStorm Birdとニックス関係のロベルト
・ヌレイエフのクロスも多く持っている産駒も多くミスプロを強調も??1/4異形の形を取りたい
スピード要素や日本適正を活かしたいとなるとサンデー系でHaloのクロスを狙っていきたいところですがブリモル側では6代目となりかなり遠くなってしまうのがなかなか難しい。ゴリゴリのトニービンなど日本を思いっきり強調してみても面白いかもしれません。
・ストームキャット×ディープはニックスではありますしそこを狙っての導入も考えられますし母父ディープは今後増えていきそうですね。
ざっくりまとめると…
・馬体を強化する種牡馬
シンボリクリスエス‐マンハッタンカフェ‐キングカメハメハ等
・Seattle Slew Roberto のクロス
重賞馬はロベルトのクロス持ち、持ち味を活かしたい
・ミスプロを強調し1/4異形の形
ヌレイエフのクロスを持つ産駒も多く異形の形を作りやすい
・サンデー系でHaloのクロス、トニービンなど日本を思いっきり強調
日本芝を強く出してスピード補完なら
個人的には母父エピファネイアとかが面白そうだなとか思ってみたり…
ディープ牝馬が多く血が詰まっている日本競馬なので母父ブリモルを期待したい気もしています。基本的には煮詰まってきた血を緩和させる意味合いでの導入もありそうですね。
出資馬について
東サラ2025年募集にてブリックスアンドモルタル産駒が2頭
ディオジェーヌ24 新冠橋本牧場
カイザーバル24 社台ファーム
ディオジェーヌ24について

尺囲
6月 体重:373㎏ 体高:144㎝ 胸囲:162.5㎝ 管囲:19.5㎝
7月末更新 体重:387㎏
母は芝中距離で3勝、ノーザンファームから新冠橋本牧場へ移動も母所有は変わらず育成はノーザンファームになるようです。
血統背景とすると↑で述べた母父ディープで母方はカタログ通り芝向きとスピードを補填するような配合と感じます。
ただその分懸念の1つである馬体に関しては不安が残りそうで4月生まれでこれからの成長次第ではありますが300㎏台に小さめの体高と成長しても大きくならなそう、母同様420㎏台くらいかと思います。
カイザーバル24について


尺囲
6月 体重:405㎏ 体高:154㎝ 胸囲:172㎝ 管囲:19.6㎝
7月末 体重:428㎏
母は芝5勝、牝系はダンシングキイから広がり母母はダンシングインザムード
こちらは母父エンパイヤメーカーと馬格を補填する形をイメージ、最近ですとレイデオロが小さく出てしまうことを補えると話題になったエンパイヤメーカー、ざっくり言うとブリモルでも補ってくれるんじゃね?的なノリもあります(笑)
ただ馬格補填だけでなく牝系からのスピード補完も期待しており、牝馬ならではの切れもある程度期待したいところです。
兄エレクトリックブギは3勝
コメント